富津市の人里離れた森の中にひっそりと佇むコテージタイプのラブホテルです。
元々はホテルさつきという名前で、ホテルGAIAとは別の経営者が営業をしており、インテリアはその時のものを引き継いでるとのことでした。
24の客室にはそれぞれにテーマがあり、それに沿って客室ごと全て異なったデザインのベッド、ソファーやテーブル、バスタブが配されているという強いこだわりが見られます。
一方で、人が使うものとしての最低限の安全性や、宿泊施設としての基本的なプランニングといった部分が大きく抜け落ちているため、どこか不自然で落ち着かない奇妙な空間でもありました。
このホテルを取材した時、宿泊施設にいるというよりも、まるで大きなインスタレーション作品の中にいるような不思議な感覚になった覚えがあります。
現在この建物は大規模な改修が行われ、ラブホテルではない宿泊施設として営業しています。